お墓のデザイン
墓石の購入を検討する際は主に、「デザイン」「墓石の雰囲気」「価格」などを比較します。
ここでは、墓石選びに役立つ基本の情報を、簡単にご紹介します。
和型
日本で長い間建てられてきた、馴染み深い伝統的なデザインです。
地域によって石塔の寸法や段数、形に特徴があります。今でも多くのお客様が希望され、建てている形です。
洋型
背が低くて横に長い洋風なデザインの墓石の呼び名で、「デザイン墓」とも呼ばれます。
和型と違って竿石が横長なので、文字彫刻は横書きになります。家名だけでなく「悠」「こころ」などのメッセージを彫刻する方もいます。
和洋型
洋風のデザインですが、縦書きで文字を彫刻することができることから、和の内容の洋型という意味で「和洋型」と呼ばれます。
洋型と同様に、メッセージや桜などの花を彫刻したり、レリーフを施したりする方もいます。最近では、この和洋型を選ばれるお客様も増えています。
お墓の主な石種
いくらデザインが素晴らしくても、基礎工事がしっかりしていなければ墓石が傾く原因になります。それと同様に、綺麗な色合いの石でも、使う石種によっては「色がさめやすい」「(石材内部の破損による)亀裂が出やすい」等の特徴を持つものがあり、せっかく建立した墓石をたった数年で修繕・交換しなくてはいけなくなる原因になります。
明治の頃までは、運搬が困難だった事や石材加工技術が未発達だった事から、それぞれの地域で産出する、安山岩や砂岩などの比較的柔らかい石をよく使用していました。墓石の色の好みに地域差があるのはこの名残があるためです。
現在では、運搬方法や加工技術の発達によって、世界各国より100種類以上の石が輸入されています。その内訳を見ると、建築材や台所、床材等の室内用がほとんどで、墓石に使われるような、屋外での使用に耐えうる石種は全体の半分以下に過ぎません。それほど、墓石に使用される石種は上質できめ細かく、風格があり、そして長持ちするものなのです。
外国石
中国、インド、アフリカ、ウルグアイ、スウェーデン、ヨーロッパ、アメリカ 等、現在日本国内には多くの外国材が輸入されています。以下はその中の一部です。
国産石
日本国内で採掘される石の多くは安山石で出来ており、白い石が多いのが特徴です。最近は外国石に押され、採掘量・出荷量が大幅に減少していますが、今もなお、国産石は人気があります。